1.眠れない夜
作詞:泉谷しげる
作曲:泉谷しげる
眠れない夜 風が窓をたたき 手招きして 誘い水をまく
眠れない夜
金色のネオン ピンク色の壁 都会の暮しは 底なしで
眠れない夜
憧れにつられてやってきたら 自分だけがただ憧れてる
眠れない夜が いつまでつづくやら
北の汽車から 南の船へ乗り急いだよ
僕の足は こんなところで疲れた
珍しい見せ物は すぐ飽きて 自分だけが珍しくなってく
眠れない夜が いつまでつづくやら
手紙も書いた 日記もつけた だけど宛名はすべて僕の所
眠れない夜
眠れない夜
眠れない夜
眠れない夜
2.今日までそして明日から
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
わたしは今日まで生きてみました
時にはだれかの力をかりて
時にはだれかにしがみついて
わたしは今日まで生きてみました
そして今 わたしは思っています
明日からも
こうして生きて行くだろうと
わたしは今日まで生きてみました
時にはだれかをあざ笑って
時にはだれかにおびやかされて
わたしは今日まで生きてみました
そして今 わたしは思っています
明日からも
こうして生きて行くだろうと
わたしは今日まで生きてみました
時にはだれかにうらぎられて
時にはだれかと手をとりあって
わたしは今日まで生きてみました
そして今 わたしは思っています
明日からも
こうして生きて行くだろうと
わたしにはわたしの生き方がある
それはおそらく
自分というものを知るところから
始まるものでしょう
けれど それにしたって
どこで どう変わってしまうか
そうです わからないまま生きて行く
明日からの そんなわたしです
わたしは今日まで生きてみました
わたしは今日まで生きてみました
わたしは今日まで生きてみました
わたしは今日まで生きてみました
そして今 わたしは思っています
明日からも
こうして 生きて行くだろうと
3.国旗はためく下に
作詞:泉谷しげる
作曲:泉谷しげる
日増しに君は顔が変り
ほほはこけ 足どり重く
口グセにはくことばは つかれた つかれた
まだ うら若いのに
地図からみれば わが国は
みおとりするくらい小さく
望みはせこく 人一倍
自信を持つほどに のむほどに
若い船は次々に
さびれゆく 大地をはなれ
荒波に向って 消えてゆく
もどることなく 別れを告げて
貧しき者は美しく思われ
富ある者はいやしく
ユメを語るは禁じられて
ただ ただ わりきれと
小さい者の ない者ねだり
たまに手にする 札束きらし
ハタをかかげて 他国へとび
恥の上ぬり この上なし
国旗はためく下に 集まれ
ゆうずうのきかぬ 自由にカンパイ
国旗はためく下に 集まれ
ゆうずうのきかぬ 自由にカンパイ
いくさに負けるは信じがたく
いくさをしかけるはうまく
いくさの前はなるべくさけて
いくさが国の栄えとなる
国旗はためく下に 集まれ
ゆうずうのきかぬ 自由にカンパイ
国旗はためく下に 集まれ
ゆうずうのきかぬ 自由にカンパイ
国旗はためく下に 集まれ
ゆうずうのきかぬ 自由にカンパイ
国旗はためく下に 集まれ
ゆうずうのきかぬ 自由にカンパイ
4.雨あがりの夜空に
作詞:忌野清志郎・仲井戸麗市
作曲:忌野清志郎・仲井戸麗市
この雨にやられてエンジンいかれちまった
俺らのポンコツとうとうつぶれちまった
どうしたんだ Hey Hey Baby
バッテリーはビンビンだぜ
いつものようにキメて ブッ飛ばそうぜ
そりゃあひどい乗り方した事もあった
だけどそんな時にもおまえはシッカリ
どうしたんだ Hey Hey Baby
機嫌直してくれよ
いつものようにキメて ブッ飛ばそうぜ
Oh どうぞ勝手に降ってくれ ポシャる迄
Woo……いつまで続くのか見せてもらうさ
こんな夜に おまえに乗れないなんて
こんな夜に 発車できないなんて
こんな事いつまでも長くは続かない
いい加減明日の事考えた方がいい
どうしたんだ Hey Hey Baby
おまえまで そんな事言うの
いつものようにキメて ブッ飛ばそうぜ
Oh 雨あがりの夜空に輝く
Woo……雲の切れ間にちりばめたダイヤモンド
こんな夜に おまえに乗れないなんて
こんな夜に 発車できないなんて
おまえに付いてるラジオ感度最高!
すぐにイイ音させてどこまでも飛んでく
どうしたんだ Hey Hey Baby
バッテリーはビンビンだぜ
いつものようにキメてブッ飛ばそうぜ
Oh 雨あがりの夜空に流れる
Woo……ジンライムのようなお月様
こんな夜に おまえに乗れないなんて
こんな夜に 発車できないなんて
こんな夜に おまえに乗れないなんて
こんな夜に 発車できないなんて
5.春夏秋冬
作詞:泉谷しげる
作曲:泉谷しげる
季節のない街に生れ
風のない丘に育ち
夢のない家を出て
愛のない人にあう
人のためによかれと思い
西から東へかけずりまわる
やっとみつけたやさしさは
いともたやすく しなびた
春をながめる余裕もなく
夏をのりきる力もなく
秋の枯葉に身をつつみ
冬に骨身をさらけ出す
今日ですべてが終るさ
今日ですべてが変る
今日ですべてがむくわれる
今日ですべてが始まるさ
季節のない街に生れ
風のない丘に育ち
夢のない家を出て
愛のない人にあう
となりを横目でのぞき
自分の道をたしかめる
また ひとつずるくなった
当分 てれ笑いがつづく
今日ですべてが終るさ
今日ですべてが変る
今日ですべてがむくわれる
今日ですべてが始まるさ
今日ですべてが終るさ
今日ですべてが変る
今日ですべてがむくわれる
今日ですべてが始まるさ
6.たどりついたらいつも雨ふり
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
疲れ果てていることは
誰にもかくせはしないだろう
ところがおいらは何のために
こんなに疲れてしまったのか
今日という日が そんなにも大きな
一日とは思わないが
それでもやっぱり考えてしまう
アーこのけだるさは何だ
いつかはどこかへ落ちつこうと
心の置場を捜すだけ
たどりついたらいつも雨ふり
そんなことのくり返し
やっとこれでおいらの旅も
終ったのかと思ったら
いつものことではあるけれど
アーここもやっぱりどしゃぶりさ
心の中に傘をさして
はだしで歩いてる自分がみえる
人の言葉が右の耳から
左の耳へと通りすぎる
それ程おいらの頭の中は
からっぽになっちまってる
今日は何故かおだやかで
知らん顔してる自分がみえる
7.落陽
作詞:岡本おさみ
作曲:吉田拓郎
しぼったばかりの夕陽の赤が 水平線からもれている
苫小牧発・仙台行きフェリー
あのじいさんときたらわざわざ見送ってくれたよ
おまけにテープを拾ってね 女の子みたいにさ
みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば
またふり出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく
女や酒よりサイコロ好きで すってんてんのあのじいさん
あんたこそが正直者さ
この国ときたら賭けるものなどないさ
だからこうして漂うだけ
みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば
またふり出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく
サイコロころがし あり金なくし フーテン暮らしのあのじいさん
どこかで会おう 生きていてくれ
ろくでなしの男たち 身を持ちくずしちまった
男の話をきかせてよ サイコロころがして
みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば
またふり出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく
8.上・京・物・語
作詞:まこと
作曲:はたけ
ラン ラララララランランラン そんなメロディーを
涙声のまま 歌う君は
ああ 聞こえているのに聞こえないように
消そうとしてるの 「サヨナラ」
「東京」へ向かう ぼくを見送る君の言葉はない
So 時として 恋人の二人には 愛の深さ計る事件があり
So 別れるの 別れない 二人には愛の答えだせず離れてゆく
悲しいね
ラン ラララが涙で 歌えなくなって
「ずっと待ってる」と つぶやく君
ああ 本当は抱きしめ慰めたいけど
素直になれない ぼくは…
どこまでもついて来て欲しかった その言葉いえずに
So 時として 恋人の二人には 愛の切なさにすれ違ったまま
So 別れるの 別れない 二人には愛の行方知れず離れてゆく
悲しいね
So いつの日か「東京」で夢かなえ ぼくは君のことを迎えにゆく
So 離れない 離さない 今度こそ どこまでもついて来いと言えるだろう
心から…
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